20歳の節目を祝福 約4100人が参加
1月8日(祝)、「令和6年 江戸川区二十歳を祝う会」が、区総合文化センター(中央4丁目)で開催され、記念式典に約4100人が参加した。
今年度、20歳を迎える区民は、男性が3589人、女性が3566人の計7155人。大ホールで行われた記念式典では、斉藤猛江戸川区長が、「皆さんは、10代の貴重な時間に新型コロナウイルスの影響でさまざまな制限を受け、人一倍、未来に向けた夢や希望を持っていると思います。自由な発想と自主性を持って、自分の信じた道を切り開いてほしい」と激励した。
午前の部では、参加者代表として吉野珠優さんが登壇。薬剤師を目指して大学で勉学に勤しむ吉野さんは、何事にも前向きに挑戦する気持ちを忘れずに、患者一人ひとりに親身に寄り添う薬剤師になれるよう励むと話し、「20年間でいただいたたくさんの愛情や優しさを今度は私が届けられるように、人との関わりを大切に日々精進することをここに誓います」と力強く抱負を述べた。また、午後の部では荒川翼さんが代表としてあいさつした。
会場では、参加者の門出を祝い、思い出に残る催しにしてもらおうと、区内で活動するボランティアが「はたちを楽しむつどい」(山本又三実行委員長)を4年ぶりに開催。記念写真の撮影や似顔絵コーナーのほか、今の気持ちや思いを筆で色紙に書き、その上に手形を押して記念にする「はたちの手形」コーナーなど、さまざまな企画が催された。
また、軽食コーナーでは、40年にわたってこの催しで晴れ着姿でも片手で気軽に食べられるようにと、マドレーヌを配っている料理サークル「ACサークル」が、区特産の小松菜を使ったマドレーヌを約1000個準備。「おめでとう」と温かい声をかけながら配り、早朝からの着付けなどでお腹を空かせた参加者を喜ばせた。
参加した女性は、「ここまで育ててくれた家族に感謝の気持ちでいっぱいです。これからはみんなに恩返しできるように、何事にも頑張って取り組みたい」と笑顔で話した。