中学生の多種多様な作品が一堂に
12月9日(土)・10日(日)に、浦安市民プラザWave101で、第1回浦安市中学校文化部フェスティバルが開催された。
市内の中学校・中等部の6校が参加。美術部の作品を中心に、華道やガーデニングの作品を展示。10日(日)には東海大学付属浦安高等学校中等部ダンス部による発表も行われた。
会場には不思議の国のアリスをモチーフにしたモニュメントや、油絵、水彩画、点描画、写真、立体造形などが並び、体育祭で使った大きな応援画や、学校で育てた綿花を使った作品も紹介していた。また学校ごとに日々の活動の様子やテーマについての解説があり、「私たちにとって生きるために必要不可欠なものが美術なのです」という一文も。作品はもちろんのこと、各々のタイトルも多様で個性が光っていた。
このフェスティバルを主催した浦安市青少年相談員連絡協議会の中西さんは「2年ほど前から企画・準備していたが、コロナ禍もあり今年やっと実現できた。中学生は自分の作品がきちんとしたギャラリーに飾られるという経験が少ないと思うので、今回の展示経験が次の創作のヒントや、作品のクオリティアップの原動力になれば」と話した。
来場者に手渡されたアンケートには、気に入った作品を記入する欄もあり、その結果を作者に伝えるという試みも行われた。来場者は真剣なまなざしで1点ずつじっくり鑑賞をしながら、お気に入りの作品を選んでいた。