千葉商科大学でエシカルカフェ開催
7月3日(月)~7日(金)、千葉商科大学市川キャンパス(国府台)で、エシカル消費(倫理的消費)啓発を目的としたイベント「CUC ETHICAL DAYS 2023」が開催された。その中で、サービス創造学部の学生が屋外スペースで開いたカフェ「Cafe Lantern」には、学生だけでなく、近隣住民も訪れた。
学生と共にフェアトレード産品の普及啓発に取り組んでいる千葉商科大学は今年、「フェアトレード大学」として認定された。日本で5番目。
学生たちは日ごろ、フェアトレード産品についてさまざま学んでおり、今回のカフェ開店には、フェアトレードの認知度を高め、多くの人にその産品を手にとってもらいたいという目的もあったという。
メニューにはフェアトレード認証を受けたコーヒーやバナナを使用したドリンクを並べた。使用するストローは「米粉」からできており、土へとかえる素材で環境にも配慮。また、市内の人気パン店のパンも並べ、共同開発したハンバーガーも販売した。連日店はたくさんの人で賑わい、「おいしいパンが食べられてうれしい」「ドリンクの種類も多く、どれにしようか迷います」と高評価を得ていた。
リーダーの大辻真鈴さん(サービス創造学部3年)は「このカフェを通して、環境保護やフェアトレードについて多くの人に考えてもらいたい」と述べ、今回の経験を生かして「将来は飲食業の商品開発などをやってみたい」と話した。
※フェアトレードとは発展途上国との貿易において、公正な取引をすることで、途上国の人々の生活を助ける仕組み