熱中症対策のため公共施設をクールスポットして開放
江戸川区は熱中症予防の一環で、冷房設備のある区施設81カ所を、夏の暑さを一時的にしのぐクールスポットとして「えどがわ“ひと涼み”処」として開放。9月30日(土)までの期間(休館日を除く)、誰でも無料で利用できる。
高温多湿などの環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温を調節する機能が低下したりすることが原因で起こる熱中症。子どもや高齢者は、特に注意が必要だ。
環境省の熱中症予防情報サイトによると、区内では日中、真夏日に迫る気温上昇により、暑さ指数は28(厳重警戒)を超えており、区ホームページでは、熱中症への注意を呼びかけるとともに、対策を紹介している。
江戸川区では通勤や通学、買い物など外出途中の区民などを対象に、冷房設備のある区立施設をクールスポット「えどがわ“ひと涼み”処」として開放。暑さを一時的にしのぎ、熱中症予防として役立ててもらおうという取り組みで、図書館や文化施設など81カ所の区立施設が対象、対象施設の入り口付近にはポスターを掲示している。
また、このうち54カ所の施設には、冷水が飲めるウォータークーラーやマイボトル用の給水機が設置されており、気軽に水分補給をすることができる。
利用にあたっては、ロビーや待合スペースなどの活用を。施設に応じて活用場所などの条件あり。また、イスなどを置いた休憩スペースがない場合がある。
区担当者は、「熱中症を防ぐためには、暑さを避け、こまめな水分補給が大切です。今夏も暑い日が続くことが予想されるので、買い物などで外出する際には気軽に利用してほしい」と呼びかけている。