公開日: 2025年4月18日

体調をくずしやすい季節を元気に過ごそう

行徳新聞
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日常生活にひと工夫!

春の訪れとともに新生活が始まったという人も多いのでは? 季節の変わり目であるとともに、生活環境が変化しがちなこの季節。体調を整えて元気に過ごすために「五月病」の症状やその対処方法などをアオノ薬局の小沢さんに聞いた。

五月病とは?

正式な病名ではなく、新年度の環境の変化によって、「なんとなく気分がすぐれない」といった気分の落ち込みや体調不良などの状態を指す。進学や就職、転居など新しい環境に変わることによる期待や不安で緊張が続き、ゴールデンウイークの連休でその緊張が緩むことで生じるとされる。
症状としては、無気力で、集中できなかったり、物事を悲観的に考えるなどの精神的症状だけでなく、眠れない、だるさや疲れやすさを感じやすい、食欲がなくなる、胃痛や頭痛、めまいなどの身体症状も起こる。

対処法について

1.生活習慣の見直し「休息」「運動」「食事」

普段仕事などで忙しく十分に休みを取れていなかった場合は休息をとる。温泉に行ってのんびり過ごすもよし。温泉まで行けなくても入浴剤などを使って入浴タイムを楽しむ工夫を。なお、入浴は睡眠の3時間前に済ませておくと熟睡しやすいという。
適度な運動をするのも効果的だ。ウオーキングやランニングなど、普段から行っている人はコースを変えてみることで新しい発見があったりするかも。ストレッチやヨガなら室内でも始められる。
食事にも気を付けてみよう。時間がなくて十分な食事が取れないという人にはバナナや牛乳がおすすめ。また、日光を浴びることは、免疫力を高めることや、睡眠の質を向上させるなどの効果がある。外出しなくても、ベランダに出るなどして少しでも日の光を浴びよう。

2.コミュニケーションをとる

一人でいる時間が多いほど気分は落ちやすい傾向にあるので、家族や友人など、自分にとって関わりやすい人とのコミュニケーションを増やしてみる。
または、久しく会っていない人に連絡してみるのも気分転換におすすめ。実際に会って対話するほか、電話などの通話やメッセージのやり取りでもOK。犬や猫など、動物とのコミュニケーションも癒しになり、幸福感や安心感を得られる。
心と体の調子を整えるコツをつかんで、毎日の生活の中でできることから始めてみませんか。

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