公開日: 2025年4月18日

第6回国府台コンソーシアムフォーラム 「市川市の防災対策」

いちかわ新聞
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国府台地区の防災・減災のあり方を情報共有

市川市国府台地区およびその近隣に所在する教育機関と医療機関が連携し、相互の発展と地域の活性化を目指して設立された「国府台コンソーシアム」。3月22日(土)、「“まさか”ではなく“いつか”おきる大災害」をテーマに、第6回国府台コンソーシアムフォーラムが、千葉商科大学大会議室で開催された。
最初に市川市防災総合統括理事の麻生文喜さんが登壇し、「市川市の防災対策」について基調講演を行った。昨今、自然災害の激甚化、複合化が顕著であること、今後30年の間に千葉県で震度5弱以上の地震が起きる確率は100%であることなどを指摘し、「これまでの災害教訓を踏まえ、冠水を解消するためのポンプ場の整備や無電柱化対策、災害時支援協定の締結など、市としてもさまざまな面から減災へのアプローチを進めているが、公助だけでは十分とはいえない」と強調。「自助のための防災知識を得ること、防災への意識を高めることが重要です。市が配布している減災マップや防災豆知識動画といったものから積極的に情報を得てほしい。市川市の公式LINEへの登録もお願いしたい」と呼びかけた。
続く事例報告では、今年1月、市川市の地震被害想定が見直され、被害がより深刻になる可能性が指摘されたこと、それに伴う地域防災計画の修正について、減災のための取り組みである防災訓練の現状、そして災害時における消防の現状などが述べられた。
質疑応答では、広域避難に関して、自宅避難について、津波対策など、さまざまな声が上がり、参加者の防災への関心の高さをうかがわせた。


市川市防災総合統括理事 麻生文喜さん

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