「食」は健康の源。季節の食べ物をしっかりとって元気でいたいもの。薬膳のプロフェッショナルが「旬の食物」を紹介します。
今月の食物 菜の花
清らかで明るい春の日を受け、草木が芽吹きます。草餅の材料になるヨモギが採れ、春牡丹が咲く頃、4月は春の土用と重なるので胃腸に気をつけましょう。そして漢方では「肝木」に属する季節です。肝臓に関連する目の疲れ、貧血、不眠、ストレスなどが起こりやすくなります。気の巡りに留意し過ごしましょう。
今回は、体内の毒素を出す働きがある菜の花と浮腫を軽減する蛤、そして胃腸に優しい豆乳を使ったスープです。
菜の花と蛤の豆乳スープ
■材料
- 菜の花1パック
- 蛤大きめ9個
- 玉ねぎ1/2個、人参1/2本、じゃがいも中1個
- 水200㏄、豆乳600㏄、小麦粉大さじ2、コンソメキューブ1個、サラダ油・塩・胡椒適量
■作り方
①玉ねぎ、じゃがいも、人参を小さめのサイコロ状に切る。菜の花は約2㎝に切り揃え、花の部分はよけておく。
②フライパンに油を熱し、玉ねぎ、じゃがいも、にんじんを炒め、火が通ったら小麦粉を加え全体になじませる。
③鍋に水と蛤を入れ火にかけ、口が開いたら灰汁を取り、豆乳と②を加えて中火で3分ほど煮る。菜の花の茎の部分とコンソメを加える。
④最後に花の部分を加え、塩胡椒で味を整えて出来あがり。
蛤が入手できない場合はあさりでもOK。菜の花は面倒でも茎の部分を先に煮ましょう。花の部分は最後にさっと煮る程度にすると、香りも楽しめ彩りもきれいです。
桑原祐美(くわばらひろみ) 国際中医薬膳管理師。中国黒龍江中医薬大学日本校で漢方・薬膳を学ぶ。 薬膳料理教室「花凜」主宰。大手介護グループの薬膳監修。 |