迅速な救命活動で仲間の命を救う
市川市消防局は3月14日(金)、消防協力者に対する感謝状贈呈式を実施した。対象となったのは、市内の企業で発生した救急事案において、傷病者の命を救うために迅速な救命処置を行った4人の従業員と同企業。日頃の救命講習の成果が実を結び、職場内での適切な対応が大きな役割を果たした。
市川市消防局5階ホールで行われた贈呈式では、昨年11月5日に発生した救急事案での貢献が認められ、株式会社吉野工業所市川工場の従業員4人と同工場が表彰された。
当時、同工場の2階事務室で勤務中の従業員が突然意識を失い、呼吸が停止。これに気付いた櫻井利寿さん、志賀修さん、宮武新太郎さん、日下貴史さんが即座に対応し、胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)による電気ショックを実施した。消防隊が到着するまでの間、4人は連携して救命処置を実施。結果として傷病者は一命をとりとめ、12月に退院して社会復帰を果たしたという。
表彰式では、角田誠司消防局長が「皆さんの勇気ある行動が仲間の命を救った。迅速な判断と適切な救命処置に深く感謝する」と謝辞を述べ、感謝状を贈呈した。
吉野工業所市川工場では、平成26年から市が主催する普通救命講習を継続的に受講し、従業員の応急手当ての知識向上に努めてきた。今回の救命活動が成功した背景には、日頃の講習を通じた意識の高まりがあったといえる。
市川市消防局は、今後も市民や企業向けの救命講習を推進し、「いざという時に行動できる人」を増やす取り組みを続けていく考えだ。