経験者も初めての子も一緒に戦う
3月2日(日)、市立塩焼小学校の校庭で、第12地区子ども育成会連合会主催の「第3回モルックin地区大会」が開催された。
モルックはフィンランド発祥のスポーツで、モルックと呼ばれる木の棒でスキットルという木のピンを倒して点数を競うゲームだ。このスキットルに書かれた数字が重要で、どのスキットルを倒すかで勝敗が決まる戦略的な部分もあり、年齢や性別に関係なく一緒に楽しめる。
赤澤英夫地区長によると、近年地域の子どもの数が減っており、以前のように運動会などの開催が難しくなっている。そんな中でも、子どもたちに楽しんでもらいたいと、初めてでも少人数でも参加できるモルックを選んで、大会を開催しているのだという。
今回は1チーム3人で、大人と子どもの混合チームも含めて13チームが参加。初めてモルックに触る子や、すでに何回か経験のある子などさまざまだったが、試合では皆同じ条件で戦った。空いている場所を使って試合に出ていない児童が練習するなど、どの子も一生懸命にモルックに取り組んでいた。
予選、決勝と試合を行い、結果は、1位「ちどりA」、2位「チームパ~リ~ピ~ポ~」、3位「スーパーMasters」。優勝の「ちどりA」は野球の「塩焼ちどりウイングス」所属の6年生によるチームで、メンバーの1人は「(モルックは)野球より難しい」と笑顔で話した。また、4年生と5年生の女子児童も「楽しかった。もっとやりたい」「来年は優勝したい」と元気いっぱいに語った。
赤澤地区長は「今後もモルック大会を開いていきたい」と話している。