公開日: 2025年3月21日

春のお彼岸

いちかわ新聞
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ご先祖様に感謝して温かな気持ちで過ごそう

「あの世とこの世の距離が最も近づく」とされるお彼岸。今年の春のお彼岸は3月23日(日)までなので、今週末にお墓参りを予定している人も多いのではないだろうか。そこで、お彼岸の準備やマナーについて、お仏壇のはせがわ市川店の平岡亮店長に話を聞いた。

お墓参りの前に仏壇をきれいに

お墓参りへ行く前に、仏壇の掃除をして、お参りへ行くことをご先祖様に報告しよう。
「日ごろ掃除はしていると思いますが、この機会に、いつもより念入りにお手入れをしてみては」と、平岡さん。
仏壇の埃を払い、柔らかい布で乾拭き。さらに花立てを磨き、香炉の灰を取り除き、ろうそく立てについているロウを取るなど、道具もそれぞれきれいに整えよう。
「基本的に乾拭きでいいのですが、気になる汚れは、お道具専用の掃除スプレーなどもありますので、専門店にご相談ください。また掃除の際に、長年使っているお道具の劣化が目に付いたら、買い替えを検討する良いタイミングかもしれません」
なお、どうしてもお墓参りに行けない場合は仏壇参りをするという方法もある。
「お仏壇を守っているお宅に事前に連絡し、お供物を持って伺いましょう。お供物の基本は花・線香・ろうそく。中でも仏様のご馳走である線香は、伝統的なもの、煙の少ないもの、香りのやさしいもの、フローラルやドロップ、コーヒーの香りなどさまざまあり、お好みに合わせて選ぶことができ、おすすめです」

お墓参りは掃除から

お墓参りはなるべく日が出ている時間帯、できれば午前中に行うのが望ましいとされる。どうしても午後になる場合にも、早めの時間帯になるよう心がけよう。持ち物は花、線香、ろうそく、お供え用のお菓子や果物、故人が好きだったもの、そして掃除道具など。お墓掃除専用のクリーナーもあるので、必要な場合は持参しよう。
お墓に着いたらまずは掃除。お墓周辺の雑草や落ち葉などを取り除き、墓石についた埃や砂は水で洗い流して、布でやさしく乾拭きする。タワシなど硬い素材の掃除道具は墓石を傷付ける恐れがあるので、気を付けよう。文字の凹凸や細かな部分は歯ブラシを使うと汚れが取れやすい。
「ただし強くこすると文字欠けの原因にもなりますので、歯ブラシを使うときもあまり力を入れずに、軽く。汚れがひどい場合は専門のお墓クリーニングを利用するという方法もあります」

お参りとその後の過ごし方

お墓がきれいになったら、水鉢がある場合はきれいな水を入れ、持参した花を飾る。お供えする物は半紙の上に。お菓子は中身を出さず、袋のままで構わない。
お線香を供えてお墓参りが終わったら、カラス被害を避けるためにも、お花以外のものは持ち帰ること。ちなみに、供えた飲料をその場でいただくことはマナー違反ではないという。
「最近は公園墓地も多く、飲み物だけでなく、お弁当を広げてピクニックのように過ごす参拝者もいらっしゃいます。墓地それぞれルールがあると思いますので、管理所へ確認してみるとよいでしょう。なお、故人がお好きだったからとお酒をお墓にかけるのは墓石を傷める原因になりますので、控えてください」

お彼岸はご先祖様へ感謝の気持ちを届ける絶好の機会。家族でお墓や仏壇のお手入れをし、お参りし、思い出話をする。春のお彼岸を、そんな温かなひとときにしてみてはいかがだろう。

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