公開日: 2025年3月14日

金魚のふるさと 江戸川区で「初競り」開催

葛西新聞
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春の風物詩

3月6日(木)、関東近県の生産者が丹精込めて育てた金魚の初競りが東京都淡水魚養殖漁業協同組合(船堀7)で行われ、「和金」や「琉金」など約20種・約2万匹が競りにかけられた。
初競りには、都内や千葉、神奈川などから仲買業者ら約10人が参加。金魚が入った活舟が競り場に運ばれると、競り人の「さあ、いくら!」という威勢の良い掛け声を合図に競りが始まった。1匹あたりの単価を表す「ちょうまる」や「てんがん」など業界独特の符丁を使って、真剣な表情で競り落としていく。多いもので約1000匹の金魚が泳ぐ活舟には、仲買業者の屋号を書いた札が投げ入れられ、次々と落札された。
同組合の堀口英明組合長は、「去年よりも多くの金魚が出品され、活気ある初競りになりました。夏に向けて市場を盛り上げ、多くの人に金魚に親しんでもらいたい」と話す。
落札された金魚は、首都圏を中心に小売店等に卸され、観賞用や金魚すくい用として販売される。同組合では、「金魚の初競り」を皮切りに11月末の終競りまで定期的に競りを開催。見学は無料。

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