市川の若い力が躍動
市川市で活躍する若き選手・チームが、それぞれの大会で好成績を収め、その報告のために田中甲市長を表敬訪問した。市長は選手一人ひとりの努力や頑張りを称え、「今後の活躍を期待しています」と応援した。
女子フットベースボール 北国分スカーレット
女子フットベースボールチーム「北国分スカーレット」は、昨年11月の「第23回関東フットベースボール連盟大会」で優勝。その報告のため2月17日(月)、チームの6年生8人、5年生1人、4年生6人の計15人が市川市役所を訪れた。
北国分スカーレットは、市川市内外の大会で数多くの優勝経験を持つ強豪チーム。しかし今大会では、直前の大会で敗北を喫し、「このままだと関東大会は厳しいかも」と不安が。危機感を持った選手たちはいつもに増して厳しい練習に真剣に取り組んだ。その努力が実ってつかんだ優勝だったという。
萩原監督は「それぞれの主張が強いメンバーが多く、時には衝突もあった」と振り返る。しかし、選手たちは自分たちで話し合い、チームとしてのまとまりを意識してプレーすることを大切にしてきた。「その結果が、今回の優勝につながったのだと思います」と監督は選手たちの成長を称えた。
レスリング 宮藤壱伍選手
2月18日(火)に市役所を訪問したのは、宮藤壱伍選手(小学校4年生)。「第29回全国少年少女選抜レスリング選手権大会」小学4年生の部46㎏級で優勝したことを市長に報告した。
この大会は、第41回全国少年少女レスリング選手権大会でベスト8以上の成績を収めた選手のみが出場できる、強豪ぞろいのハイレベルな大会であり、その中での優勝は大きな快挙といえる。
「レスリングを始めたころは全然勝てなかったけど、練習をして上達するうちに自信がついて楽しくなりました」と話す宮藤選手。市長の「将来の目標は?」の質問に「吉田沙保里選手のような輝ける選手になりたい」と笑顔で答えた。
日々の厳しいトレーニングを乗り越え、優勝を果たした今、「これからももっと強くなれるように頑張りたい」とさらなる成長を誓った。
アメリカンフットボール 大熊俐央選手・小澤諒大選手
アメリカンフットボールチーム「オービックシーガルズジュニア」に所属する市川市在住の中学3年生2人、大熊俐央選手と小澤諒大選手が2月18日(火)、市役所を訪問。「第11回日本中学生アメリカンフットボール選手権」優勝を市長に報告した。
同チームは1月13日(祝)に行われた決勝戦で激戦を制し見事勝利を収め、昨年に続き2連覇を成し遂げた。これは関東のチームとして初めてのことだという。また、大熊選手は優秀ライン賞も受賞した。
昨年も市長を表敬訪問している2人はその際「来年も優勝してまた来ます」と誓っていた。今回その約束を果たしたことになる。市長は「2連覇は素晴らしい」と祝福した。
大熊選手は「高校でも結果を残せるよう頑張りたい」、小澤選手も「選抜に選ばれるよう努力したい」と答え、2人はまた、「将来はアメリカでもプレーしてみたい」と新たな目標を口にした。
今後の活躍に、大きな期待が寄せられている選手たちにエールを送りたい。