市民が笑顔で過ごせる場所に
八幡市民交流館ニコット(施設名/市川市八幡市民交流館)で、2月15日(土)、オープンセレモニーが開催された。
多世代が交流できる場所
3月1日(土)に本格オープンを迎えるニコット。開会のあいさつで田中甲市長は「葛飾八幡宮の参道沿いという恵まれた立地に、さまざまな世代が交流できる施設をオープンすることができました。また、妙典地区には妙典ぴあぱーく内に多世代交流『こども施設』が3月1日にオープンします。多世代で交流できる新しい形の両施設を、市民の皆さまにぜひ活用していただきたい」と述べた。
関係者によるテープカットの後は、八幡小学校合唱部が「ハートのアンテナ」を、八幡囃子保存会がお囃子を披露。子どもたちの澄み切った歌声とお囃子の音色が新しい施設内に鳴り響き、ニコットの門出を祝った。
使いやすく充実した施設
セレモニー後は、来場者が施設内を巡ったり、カフェで休憩したりするなど、自由に見学。親子つどいの広場には家族連れの姿が多く見られた。
1階には親子つどいの広場のほか、和室や多目的室、クリエイティブルームがあり、カフェではコーヒーやサンドイッチを楽しむことができる。
2階には、多目的室、多目的スペース、音楽スタジオ、軽運動室、フリースペース。防音性能が高い音楽スタジオでは、周囲を気にせず音を出せる。フリースペースは予約なしで気軽に使えるので、読書や自習に活用できそうだ。
3月23日(祝)にイベント「麻雀カードゲームして遊ぼう。無料体験会!」を企画している、施設利用者のやすいともこさんは「ニコットでの初めての試みで、今からワクワクしています。どなたでも気軽に参加していただきたいです」と笑顔で語った。
豊かな緑と木のぬくもり
以前この地にあった中央公民館は、昭和27年に新潟県の邸宅を移築して以来改築を重ねてきたが、老朽化が進み解体。その跡地を活用しようと生まれたのが、ニコットだ。
葛飾八幡宮と全日警ホールそばという立地に恵まれた建物は、周囲の環境にふさわしい和モダン風のデザイン。大きなガラス戸越しには、随神門や周囲の豊かな緑が楽しめる。館内には中央公民館を解体したときの材木も使用しており、随所に木の温もりが感じられる。
隣接する屋外広場には屋根付き砂場や大きな滑り台があり、オープンを待ち焦がれた子どもたちが夢中になって遊んでいた。
市の担当者は「この施設は、どの世代にとっても『にこっと』笑顔で過ごせる場所になるようにという願いが込められています。今後のイベントにもご期待ください」と話す。
八幡市民交流館ニコット
所在地 |
市川市八幡4-2-1(全日警ホール向かい)
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開館時間 |
9:00~21:00(屋外広場は 19:00まで)
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休館 |
毎月最終月曜・祝日(祝日が日曜の場合は振替休日)・年末年始(12月29日~1月3日)
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問い合わせ |
TEL: 047-712-8604/八幡市民複合施設開設準備担当室
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オープニングセレモニーでは八幡囃子保存会によるお囃子が披露された
1階クリエイティブルーム
2階軽運動室