製品プラスチックの資源循環を推進
江戸川区は家庭から出るプラスチックごみのリサイクルを推進するため、粗大ごみとして回収している「衣装ケース」を、区施設で回収する実証実験を2月15日(土)から開始した。
本実験をふまえ、排出量や回収の流れなどの課題を把握し、来年度以降に実施する製品プラスチックの円滑な回収、再資源化につなげていく。
製品プラスチックとは
「容器包装プラスチック」「ペットボトル」以外のプラスチックだけでできている製品のこと(例/ハンガーや洗面器など)。
令和4年4月に施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」により、区市町村の責務として家庭から排出されるプラスチック使用製品廃棄物の分別・再商品化などが努力義務化された。
区では製品プラスチックの円滑な回収や再資源化について検討を開始。回収する車両の増車に伴う環境負荷や、排出に係る区民負担などさまざまな視点で検証するため、実証実験を実施することとなった。
家庭で不用になったものを期間限定回収
実証実験では、製品プラスチックの中でも回収量が多く、サイズが大きい「衣装ケース」を対象に実施。区内全体で年間約2万8千個、約71トン(令和5年度実績)が焼却処分されており、拠点回収をすることで効果的にリサイクルにつなげたいとする。
また、ごみの減量や焼却によって発生する温室効果ガス削減効果も期待できる。
回収された「衣装ケース」はリサイクルされ、物流用パレットなどに再商品化される。
環境部清掃課の久保智課長は、「拠点回収では再資源化しやすい、状態の良いプラスチックが集まると期待している。焼却からリサイクルへ効率の良い回収を模索していきたいので、区民の皆さんのご理解・ご協力をお願いしたい」と話す。
【回収について】
回収できるもの | ・最大辺が80㎝未満のプラスチック製の「衣装ケース」 ・すべてがプラスチックであれば、引き出し型や多段タイプもOK |
回収できる数 | 1世帯5点まで |
回収日時・場所 | ・中平井コミュニティ会館 駐車場(平井7/2月22日) ・鹿骨区民館 駐車場(鹿骨1/3月1日) ・東部区民館 駐車場(東瑞江1/3月8日) ・小岩健康サポートセンター 駐車場(東小岩3/3月15日) ・区役所 中庭(中央1/3月22日) ※葛西清掃事務所は2月15日に実施済み |
回収時間 | 9:00~14:00 |
事前予約 | 不要 |
持ち込み料金 | 無料 |
問い合わせ |
TEL: 03-5662-1689/清掃課資源循環推進係
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