防災意識を高めることが目的
1月18日(土)午前9時から、市川市内小学校38校と塩浜学園で「令和6年度避難所開設運営訓練」が実施された。午前8時40分に震度6強の地震が発生したという想定で、小学校区防災拠点協議会委員と市職員、地域住民など約800人が参加した。
新浜小学校では、防災倉庫から避難所開設に必要なものを地域住民、市職員が協力して運んだ後、6つの活動班(総務班、情報班、施設管理班、要配慮者班、保健衛生班、食糧物資班)に分かれ、手順を確認して、それぞれブースを設置した。
避難者受け入れ訓練では、袋をかぶせたボックストイレに水を入れて、凝固剤を投入するとすぐに固まる、その様子を住民に紹介。また、ラジオに「NHK第1AM 594KHZ」と書いたシールを貼っておくと災害時の心強い情報収集手段になることも伝えられた。「蓄電池」を用いた機器の充電体験や、アルファ米などの備蓄食や水の展示も。備蓄食については、普段の買い物の延長でのローリングストックの重要性が示された。
各班の活動内容の報告の後、行徳警察署の災害担当者が「防災には自助(自分で自分を助ける)、共助(ご近所による助け合い)、公助(行政による支援)の3つの助がある。大規模災害があったとき、一番大事なのは自助、自分の命は自分で守ること。避難場所の確認、持ち出し袋の備え、家具の固定が大事です」と呼びかけ、訓練は終了した。
協力して倉庫から物資を運ぶ。「意外と重くないよ」と子どもたちも大活躍
防災ラジオの使い方を紹介する防災班