公開日: 2025年2月7日

「透明翻訳ディスプレイ」を区役所窓口に設置

葛西新聞
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会話を文字化!より円滑な手続きを実現

聴覚に障害のある来庁者とのコミュニケーションをより円滑にしようと、区役所の福祉総合窓口に、会話を文字に変換し画面に映し出す「透明翻訳ディスプレイ」が設置された。

「福祉総合窓口」は障害や介護保険など福祉に関する手続きや相談をワンストップで受け付ける窓口で今年度から開設された。区民サービスの向上を目指して電子申請など手続きのDX化も推進している。

13言語への翻訳も可能

区役所の窓口では、これまで耳の聞こえにくい人や発声が難しい人などの相談には、手話通訳者やタブレット端末を使用した遠隔手話通訳サービス、筆談などで対応してきた。
今回導入した「透明翻訳ディスプレイ」は、会話の音声を文字化して透明な画面に映し出
す機器。手元にあるタブレットのマイクボタンを押して話すと、マイクで拾った音声が透明の画面に吹き出しで表示され、相手の表情を見ながら自然に会話ができる。キーボードでの文字入力にも対応しており、発声が難しい人も安心して利用することができる。
また、英語や中国語など13言語への翻訳が可能で、日本語を母国語としない人とのコミュニケーションにも適している。
同機器は、区役所本庁舎の福祉総合窓口の一角にある、パーテーションで囲われたブースに設置。会話の内容などから個人情報が周囲に知られないようプライバシーに配慮している。
福祉部の山本晃弘副参事は、「障害のある方や外国の方をはじめ、来庁される方の利便性を高める環境を整えることで、全ての区民にやさしい窓口の実現を図っていきます」と話す。

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