公開日: 2025年1月24日

新春恒例「市川市消防出初式」

いちかわ新聞
  • シェア
  • twitter

消防・防災にたゆまぬ訓練を誓う

新春恒例の市川市消防出初式が1月11日(土)、国府台市民体育館で開催された。
式には、市の消防団員や消防職員をはじめ協力団体、一般参加者ら400人余りが参加。来賓として熊谷俊人千葉県知事、地元選出の国会議員、地方議員らも出席した。
冒頭の式辞で田中甲市長は「昼夜を問わず地域防災にいそしむ皆さまに心から感謝いたします。災害時に市民の生命・財産を守るため、結束を強める出初式としましょう」と呼び掛けた。
続いて、岡本宜幸市川市消防団長が「自分たちの街は自分たちで守るとの思いで、市民の期待にこたえられるよう精いっぱい努めたい」と、力強くあいさつした。
式では消防活動で功労、精勤、永年勤続が認められた多くの団員と職員のほか、訓練に協力した自治会や事業所などが表彰された。
その後、同市とび職組合の7人が「木遣り」を朗々と披露。粋な歌声が会場に響き渡り、出初式に花を添えた。またテノール歌手の佐々木洋平さんが、同市消防音楽隊の演奏で『希望の音』を歌唱。この歌は音楽隊が救急車・消防車が現場に駆け付ける思いを作詞したもので、参加者の胸を打った。
最後に、消防隊員による総合訓練が実演された。イベント会場で将棋倒し事故が起きて負傷者が出たという想定で、体育館の客席からアリーナへ、はしごやロープを使って救助する本格的な訓練が披露された。
観覧した市川市女性消防クラブの安藤千枝会長は「炊き出しや簡易ベッドの組み立てなど、日頃の訓練が大事なので、今年もしっかり活動していきたい」と話していた。


消防業務などへの功労者・団体が表彰された


負傷者を客席からアリーナへ救助する訓練


「木遣り」が新春の会場を彩った


イベント会場で事故を想定した訓練を実施

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.

いちかわ新聞

市川市内で最も地域に根ざした地元情報紙。戸建て・5階建て以上のマンションへ配布。詳細はこちら(明光企画HP)

月別アーカイブ