高校生に金融セミナー
11月28日(木)、県立浦安高等学校で、外部講師を招いた「金融セミナー」が開催された。
初めに登場したJ‐FLEC(金融経済教育推進機構)の水野崇さんは、「大人になる前に知っておきたいお金の話」と題して話をした。「金融リテラシーは夢を叶えるために必要」とし、クイズを交えながら話す水野さんの講義に高校生たちは皆興味を持って耳を傾けた。
次に登壇した明治安田生命保険相互会社船橋支社浦安営業部の田中佳朗さんは、年金や社会保険について講義した。年金は高齢者になってからの話と思いがちだが、事故などで障害を負ったときの「障害年金」は、若い世代でも受けることができる。「社会保障はセーフティネットである」と説明した。そして、同社からサッカーボールのプレゼントが。プレゼンターのブリオベッカ浦安・橋本龍馬選手から代表してボールを受け取った生徒は「緊張しましたが、うれしかった」と話した。
続いて東京ベイ信用金庫の相川優文課長が壇上へ。「契約」についての講義が始まった。成人年齢が18歳に引き下げられたことで、高校生でも成人と同じ契約を結ぶことができるようになり、トラブルも増えているという。相川課長は「困ったときは、すぐに周囲の大人に相談して」と呼びかけた。
最後は、お札を数える「札勘」の体験。1000万円分の模擬紙幣が登場し、手にした生徒は「重いですね。将来は本物の1000万円が稼げるように頑張ります」。
セミナーを終えた生徒たちは「ネット詐欺など気をつけようと思いました」「今からお金の使い方を考えます」と感想を述べ、お金を身近な問題として捉えているようだった。