『これが最後の仕事になる』
講談社/編(講談社)
今回紹介してくれたのは… 葛西図書館 浅賀さん
〈おすすめコメント〉
みなさんはこのタイトルを見て、どんな状況を思い浮かべたでしょうか? 長年勤めた職場で迎える退職の日、学生時代の最後のアルバイトなど、さまざまな状況がありますよね。この本は、全て異なる作家が執筆した、24作のショートショートを収録した作品集です。収録作には、最初の1行が「これが最後の仕事になる」で始まるという共通点があります。その後の展開は作品ごとに全く異なるものとなっているため、作家ごとの発想の違いを楽しめます。ジャンルもミステリー、SF、ファンタジーなど多岐にわたっており、「そんな展開もあるのか!」と驚かされること間違いなし。通勤・通学の時間や休憩時間など、ちょっとした空き時間のお供にぜひ読んでほしい1冊です!