公開日: 2025年1月10日

「新NISA」で資産形成するコツとライフプランに沿った「家計管理の基礎」を伝授

いちかわ新聞
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11月27日(水)、千葉商科大学で、大学コンソーシアム市川産学官連携プラットフォーム主催の金融講座「人生とお金の知恵」が開催された。大学コンソーシアム市川産学官連携プラットフォームとは教育研究の質的向上と地域社会の発展を目指し、市川市に所在する5大学(千葉商科大学、和洋女子大学、東京医科歯科大学教養部、昭和学院短期大学、東京経営短期大学)と市川市、市川商工会議所、連携する企業・団体によって形成された組織のこと。市川市の施策推進および課題解決、人材の育成、学生のキャリア支援、生涯学習や社会人の学び直しの機会の提供など、さまざまな事業を行っている。
今回は「新NISAと投資」と「ライフイベントに合わせた家計管理」をテーマに、2人の登壇者による講義が行われた。まず、財務省関東財務局千葉財務事務所理財課の近藤麻衣子さんが、新NISA制度の概要を初心者向けに解説。「NISAとは何か」から始まり、現行のNISAからの変更点や利用の流れがわかりやすく説明された。あわせて資産運用におけるリスク分散の重要性や投資する際の心得など、投資初心者に対してのさまざまなアドバイスもなされた。
続いて東京ベイ信用金庫地域サポート部地域サポート課長の相川優文さんが壇上に。就職、結婚、育児など、人生のさまざまなイベントで必要となる平均的な金額を紹介、合計でいくらくらいかかるのか、そのためにはどのように資金準備するべきかを、ワークシートも使いながら具体的に解説した。定期的にライフプラン表を作成して現状を把握すると同時に将来必要となる資金額を見直すことや自分に合った金融商品を選択しお金の価値を守ること、そして老後の自分が困らないためには早めの計画が大切であることが強調された。
今回は市川市在住、在勤、在学者であれば受講可能ということで、会場では若者から高齢者まで、さまざまな年代の人の姿が見られた。夫婦で参加したという男性は「新NISAについて知りたいと思って受講を申し込んだ。説明がとてもわかりやすかった」と話し、学生の参加者は「NISAについて学ぶことができてよかった。実際にNISAを使った資産運用をしてみたくなった」と語った。

  


近藤さん


相川課長

 

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