中学生の硬式野球クラブチーム「市川リトルシニア」は12月8日(日)、市川グランドホテルで、創立50周年記念式典を開催した。長年にわたる関係者、OB、現役中学生選手ら計約170人が参加し、輝かしい歩みを振り返り、ますますの発展を誓い合った。
同クラブは1974年に創設され、リトルシニア関東連盟に千葉県で最初に加盟した。これまで数々の優秀な成績を残し、2024年は9年連続で関東大会出場、読売杯兼千葉県大会優勝を果たしている。
式典の冒頭で、同クラブの渋谷晴光会長は「おかげさまで50年。多くの関係者の皆さまに心より感謝します」とあいさつした。
次に、来賓の田中甲市長は「50年おめでとうございます。指導者、保護者の皆さまに感謝します。中学生の皆さんは野球仲間との3年間はかけがえのない財産になることでしょう。夢を持って飛躍されることを期待します」とお祝いした。
参加者の中で、パリ2024パラリンピックの車いすラグビーで金メダルを獲得した羽賀理之さんは、同クラブの26期生。高校卒業後の交通事故で野球から離れたが「市川リトルシニアで鍛えらえた経験と、OBたちの活躍が励みとなり、今回の金メダルにつながった」と語った。
20期の堀木政人さんは、同クラブが初めて全国大会に出場したときの主将で、現在は消防士。「生涯の仲間を得ることができた。後輩の中学生たちも仲間を大切にし、これからもクラブを発展させてほしい」と願う。
中学2年生で副主将の松川佳生さんは「記念式典に出られて幸せ。自分もプロを目指したい」と笑顔で話した。
福岡ダイエーホークスに入団する宇野真仁朗さん(48期)と、父で同クラブ監督の宇野誠一さんは、この日が球団との契約日と重なり欠席したが、ビデオと手紙で感謝のメッセージを披露した。
式典にあわせ『50周年記念誌』が製作され、参加者に配布された。
渋谷晴光会長
田中甲市長
羽賀理之さん