『こどもに聞かせる一日一話』
福音館書店「母の友」編集部/編(福音館書店刊)
紹介してくれたのは … 浦安市立中央図書館 杉山さん
〈おすすめコメント〉
この本の題名である「こどもに聞かせる一日一話」はもともと月刊誌「母の友」の人気企画でした。創刊当時はテレビが普及しておらず、子どもたちは大人におはなしをせがんでいました。こうした親子のため、短いおはなしを掲載したのが始まりです。この企画は1960年代に1度姿を消しましたが、2003年に復活しました。この本は2003年以降に掲載されたおはなしから30話を選び、童話集として刊行しました。
長く読み継がれている絵本の『ぐりとぐら』や『ぐるんぱのようちえん』の主人公たちが登場するおはなしも掲載されています。どれも絵本として出版されておらず、ここでしか読めません。子どもへのよみきかせはもちろん、かつて子どもだった大人の皆さんにもおすすめです。