10月12日(土)、浦安市文化会館で「第20回千葉県立浦安高校よさこいソーラン発表会」が開催された。浦安高校では全学年クラスごとに発表を行い、優秀賞等を選んでいる。このようにクラス単位で大会を行っている高校は全国でも珍しいそうだ。
同校でよさこいソーランを始めたのは約20年前のこと。「当初は文化祭の一環でした」と、大塚知久教諭。最初1年生だけだったが、そのうち全学年が踊るように。その結果、各クラスの団結力が高まったという。そして10年ほど前から、発表の場を文化会館に移し、現在は大事な学校行事の1つとして毎年開催。今や浦安高校の伝統となった。
発表会当日は、家族や卒業生も駆けつけ、立ち見が出るほどの超満員。会場は熱気に包まれた。
そんな中、生徒たちはクラスの「ソーランリーダー」の下で演技を披露。1年生は決まった振り付けで、2年生と3年生は創作ダンスも取り入れたよさこいソーランを発表した。
今年の最優秀賞は3年D組。生徒の1人は「どのクラスもレベルが高かったので、受賞にはびっくりした。大人数で何かをやることは、高校卒業後はあまりないと思うので、人とのつながりやチームワークを体験できてよかったです」と感想を述べた。
優秀賞の2年A組の生徒は「今日のために半年かけて練習しました。うまくいかないときは、リーダーが声を出してクラスの雰囲気を盛り上げました。みんなで心を1つにして同じ方向を向いたのが勝因です。来年は最優秀賞を狙います」と笑顔で語った。
発表会の最後にはダンス部の発表も行われた。同部はダンスコンテスト高校生部門で優勝する実力の持ち主。そのパフォーマンスに会場は大いに盛り上がった。