公開日: 2024年11月8日 - 最終更新日: 2024年11月8日

【四季の養生】腸内環境を整え、糖分の吸収を抑制して血糖値の上昇を抑える効果がある頼れる野菜「菊芋」

葛西新聞
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「食」は健康の源。季節の食べ物をしっかりとって元気でいたいもの。
薬膳のプロフェッショナルが「旬の食物」を紹介します。

今月の食物「菊芋」

11月、秋たけなわですが、立冬を過ぎ、暦の上ではすでに冬を迎えています。今年は暖冬のようです。とはいえ、冬は冬。体を冷やす食材は避けて、保温に心がけましょう。
近頃、スーパーで「菊芋」を見かけることがあります。菊芋の旬は11月~12月頃。イヌリンという水溶性食物繊維を多く含み、腸内環境を整え、糖分の吸収を抑制して血糖値の上昇を抑える効果があるといわれています。名称に芋がつきますが、菊芋はキク科の食物。デンプン質はあまり含まず、低カロリーの野菜です。
今回はその菊芋の料理を紹介します。そろそろ山の恵みがおいしい季節。香り豊かでシャキシャキとした食感が特徴の舞茸と組み合わせた一品です。

菊芋と舞茸の炒め物

材料

  • 菊芋200g
  • 舞茸1パック

【調味料】ごま油大さじ2、濃口醤油大さじ1、みりん・酒各大さじ2、砂糖少々

作り方

  1. 菊芋を洗い(でこぼこした部分が気になる人は、出っ張りを包丁でこそげ取ってもOK)、約1㎝幅の輪切りにする。舞茸は好みの食べやすい大きさにほぐす。
  2. フライパンにごま油を熱し、菊芋を炒めたら、舞茸を加え、調味料を入れて味を絡める。とても簡単に作れます。菊芋を入手できたら、ぜひお試しください。
    シャキシャキとした食感がおいしいですよ。 
桑原祐美(くわばらひろみ)
国際中医薬膳管理師。
中国黒龍江中医薬大学日本校で漢方・薬膳を学ぶ。
薬膳料理教室「花凜」主宰。
大手介護グループの薬膳監修。

 

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