連携プレーで振込詐欺をストップ
10月4日(金)、行徳警察署(増田哲也署長)は、「電話de詐欺」を未然に防いだとして、ゲオ行徳店のスタッフの江頭佳子さんと長尾景子さんに感謝状を贈呈した。
9月9日にゲオ行徳店(菱沼秀郷店長)に70代の男性が来店し、江頭さんに「アップルギフトカードがあるか」と尋ねた。カードの場所を聞くと、男性は1万円のカードを購入していったん店を出たが、すぐに戻ってきたという。
江頭さんに「送金の仕方を聞くためにLINEで連絡しているけど返信がない。送金方法を教えてもらいたい」と聞いてきた。「少しおかしいなと感じた」という江頭さんは、男性に「携帯をお借りしてメールを見せてもらっていいですか」と、許可を得てメール画面を見た。
すると、「3600万円」という数字が。それに驚き、詐欺だと直感した江頭さんは心臓をドキドキさせながらも「詐欺かもしれないので、警察に相談したほうがいいのではないですか」と男性に伝えた。
同僚の長尾さんも説得に加わり、その間に警察に連絡。警官も駆けつけ、幸いにも詐欺被害を免れた。
増田署長は「詐欺を全く疑っていない人に、最初に一声かけることは、かなり勇気がいることです」とその勇気を称えた。また「最初は1万円程度の振り込みから始まり、1度振り込んでしまうと、次は10万円、50万円、100万円と振り込むようなことになるケースが多いです。お二人のコンビネーションで、最初の段階で詐欺を防いでいただいた。ありがとうございました」と謝意を述べた。