遊びながら福祉を身近に!
雨にも負けず楽しかったね!
10月5日(土)、「ライフサポートフェスティバル2024」が、フラワーガーデンで開催された。
このフェスは、とにかく全世代で介護・介助・自助について、楽しみながら知っていこうというもの。車いすなどの福祉用具を、遊びを通して知って学べるコーナーのほか、ゲーム、ステージパフォーマンス、たくさんのキッチンカーも出店。
朝から小雨が舞う、あいにくのお天気となったが、大勢の人が訪れ、さまざまなブースを楽しんでいた。
行列ができていたのは、ジャンプやステップ、立ち座りで測定する「運動年齢測定コーナー」。笑顔でテントから出てきた女性は「76歳なんですけど、63歳って言われたわ。毎朝のウオーキング効果かしら!」とうれしそう。
ゲーム「X氏を発見せよ!」は、携帯アプリ「eito」の「みまもりSOS」機能を使って、会場内にいるX氏を探し出すゲーム。eito運営事務局担当者は「通常、迷子になった認知症の方を探すのに役立っています。多くの人にアプリを知っていただければうれしい!」。
また、介護ベッドの体験コーナーで、ベッドが自動で起き上がるのを見た小学生が「どうやって動いているの?」と、興味津々に装置を確認していた。
ステージを覗くと、車いすCOGYに乗った「COGYちば」の2人が、クルクルと華やかに回転しながらダンスを披露中。「COGYには夢と希望があります。股関節を痛めてダンスができなくなったのですが、これに出合って、また舞台に立てるようになりました」とダンサーの1人は話す。操作も難しくなく、雨の日でも傘をさして出かけられる。何よりスタイリッシュな車いすとあって、利用者には大好評のようだ。
家族と訪れていた女性は「子どもたちもゲームを楽しめたし、私もブースを巡って『そんな用具や施設があったんだ!』と勉強になりました」と大満足。
楽しみながら学べる、素敵なイベントとなったようだ。