技術を身近に感じてほしい
9月6日(金)、市川市と市川浦安鍼灸マッサージ師会の共同事業「はり・きゅう・マッサージ無料奉仕会」が全日警ホールで開催された。
「無料奉仕会」は、昭和59年から敬老の日の行事としてスタート。コロナで中断した年もあったが、同会に所属する国家資格者たちによる施術とあって、人気の催しだ。事前に申し込んだ65歳以上の高齢者32人が、午前と午後に分かれて45分ほどの施術を受けた。
施術を終えてすっかりリラックスした様子の可児裕子さん(東菅野)は、広報で見かけてすぐに応募したそう。
「以前は月に1回はマッサージを受けていたんですが、コロナがはやってしまってから控えていたので、久しぶりのマッサージです。先生とのおしゃべりも楽しくて、気持ちも体もすっかり軽くなりました」と、すっきりした表情で語った。
同会は無料奉仕会のほかにも、毎月最終金曜日の午後に「鍼灸マッサージ無料相談窓口」を市川公民館または全日警ホールで開催している。
冨森猛会長は「会を立ち上げてから80年になります。無料奉仕会も40年続けていますが、鍼灸マッサージそのものは数千年の歴史を持っている。WHO(世界保健機構)でも鍼灸の効果が認められ、今世界的にも大きな注目を浴びています。市民の皆さまにはこのような機会を活用していただき、病気の予防、健康増進のため、免疫力アップのためにもぜひ鍼灸マッサージを身近なものと感じていただきたい」と思いを語った。