公開日: 2024年10月11日

【 四季の養生】 喉の不快感、咳、痰切りに効果「大根」

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薬膳のプロフェッショナルが「旬の食物」を紹介

「食」は健康の源。季節の食べ物をしっかりとって元気でいたいもの。
薬膳のプロフェッショナルが「旬の食物」を紹介します。

暑かった夏から秋へと季節は変わり、外気温が下がるとともに「乾燥」が始まりました。これからは体の中からの保湿ケアに気を付ける季節です。
薬膳には、「秋は『肺』と関連が深く『白い食材』を食べなさい」という教えがあります。
代表的なものでは、かぶ、梨、大根、白キクラゲ、白胡麻。共通点として、肺に働きかけ、乾燥予防、咳止め効果があります。

今回は、大根を使います。
涼性の性質を持つ大根は体を冷やしてしまうため、キムチの辛さで体を冷やさない工夫をした1品です。

喉の不快感、咳、痰切りに効果があります。ぜひお試しください。

大根のキムチ炒め

材料

  • 大根 300g
  • 白菜 キムチ100g
  • 牛バラ肉 100g
  • ごま油 大さじ1
  • 米の研ぎ汁

【調味料】酒 大さじ1、砂糖 中さじ1、醤油 中さじ1、鶏ガラスープの素 中さじ1

 

作り方

  1. 大根の皮を剥き約2㎝のいちょう切りにして鍋に入れる。
    大根がかぶるくらいの米の研ぎ汁を入れて火にかけ、竹串が通るまでゆでる〈下ゆで〉。
    研ぎ汁がない場合は、水に大さじ1の米を加える。
  2. フライパンにごま油を熱し、牛肉を炒める。
    1の大根と白菜キムチを加え、さらに調味料を加えて、大根の色が赤くなるまで炒めたら出来上がり。

    大根は下ゆですることで独特の臭みやアクを和らげます。このひと手間でおいしく仕上がりますよ。

 

桑原祐美(くわばらひろみ)
国際中医薬膳管理師。
中国黒龍江中医薬大学日本校で漢方・薬膳を学ぶ。
薬膳料理教室「花凜」主宰。
大手介護グループの薬膳監修。

 

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