公開日: 2024年9月27日

令和6年秋の全国交通安全運動 9/30(月)まで

いちかわ新聞
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夕暮れ・夜間の事故に注意!

令和6年秋の全国交通安全運動が9月30日(月)まで実施されている。千葉県や市川市の傾向や注意すべきことについて、市川警察署交通課の担当者に聞いた。

千葉県内の交通事故による死者は8月末現在90人(市川警察署管内は3人)。前年の同じ月に比べて16人増加しており、千葉県は残念ながら都道府県別のワースト上位に位置している。
「犠牲者の年齢別では高齢者が44人と一番多く、内訳では四輪車乗車中、歩行中、自転車乗車中、二輪車乗車中の順番で多くなっています。また死亡事故全体のうち、半数が夜間発生の事故。日没時間がますます早まる時期になりましたので、より一層の注意が必要です」
今回の交通安全運動での重点は次の3つだ。
①反射材用品等の着用促進や安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止
②夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転等の根絶
③自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
「交通死亡事故の多くは自動車が関係していることから、運転者が十分に気を付けることはもちろん、歩行者も反射材を身に着け自分の存在を周囲に知らせることが肝要です。またいまだに飲酒運転もなくならないことから、事業所に飲酒運転根絶の協力を要請するなど対策しています」
市川市内に目を向けると、自転車を利用する市民が多いもののヘルメットの着用率はまだまだ低いという課題がある。
「お子さんのヘルメット着用の習慣は定着してきましたが、保護者の着用はまだ少ない傾向です。お子さんを一緒の自転車に乗せて事故に遭った場合、保護者がお子さんをかばって大きなケガをする可能性がありますし、車と衝突した事故であっても、ヘルメットを着用していたおかげで軽傷ですんだという例もあります。市川市ではヘルメット購入のための補助金もありますので、命を守るためにもヘルメットの着用をぜひお願いします」

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