市川市では、市川駅北口から1分にある「学習交流施設 市本」として使用した施設を、2024年3月より「駅前ミュージアム」として、市民が芸術・文化に親しめる催しを行っている。
7月11日(木)から17日(水)までは「ねこ百態展」が開催され、市川市在住の作家たちがさまざまなねこの造形や絵を展示。たくさんの人たちが作品を見に訪れた。
カラフルでキュートな造形の猫たちを出展した奥田怜子さんは「ここは駅を降りたらすぐの立地なので、友人たちにも気軽に来てもらえる」と喜びを語る。市川レンコンの会の染谷喜美さんは、飼っている猫のうっとりしている表情を描いた水彩画を出展した。
「色鮮やかな猫の作品たちがウインドーに飾られているのを見て、息子と見に来ました。息子が猫好きだったことも、はじめて知りました」と笑顔で語るのは、鈴木渉太君(4歳)のお母さん。渉太君は、会場に展示されている猫たちに大喜びだった。
期間中、7月13日(土)には猫をモチーフとした動物オブジェを中心に制作を行っている、市内在住のアーティスト、マークン・ネコガスキーさんと田中甲市長との対談「ねこトークン!」が行われ、来場者たちは二人のトークに耳を傾けていた。
「子どもの頃に猫を拾った」という市長の話から始まり、若い時代には、それぞれがサッカーに汗を流した話でひと盛り上がり。ネコガスキーさんがフィジーで生活した体験を話すと、田中市長は47歳でアメリカ西海岸に留学した経験を語るなど、思わぬ話が飛び出して和やかにトークが進行した。
対談のラストを飾ったのは意気投合した二人のプレゼント交換。ネコガスキーさんからはトレードマークのカラフルな作品が贈られ、田中市長は求めに応じて即興で色紙に猫を描いて贈り合った。
作品トークに話が弾む2人