公開日: 2024年8月20日 - 最終更新日: 2024年8月20日

おいしく食べて四季の養生【8月は甘酒夏のスムージーをつくろう】

葛西新聞
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「食」は健康の源。季節の食べ物をしっかりとって元気でいたいもの。薬膳のプロフェッショナルが「旬の食物」を紹介します。

 

今月の食物
甘酒

7月からずっと酷暑が途絶えず、まるで日本中が亜熱帯化したよう。この時期、夏バテ防止を意識するあまり、肉中心の食生活に偏りがちですが、それは良くありません。発酵食品をしっかり取り入れましょう。

 

最近はすっかりおなじみの「甘酒」。江戸時代、冬の飲み物だった甘酒を、夏バテ防止のために売り歩く商人が増えたそうです。飲む点滴と言われるほど、アミノ酸、ビタミンB群などが豊富。酵素で分解されているため素早く腸で栄養が吸収され、エネルギーになるという利点があります。
今回は、甘酒を入れた夏のスムージーをご紹介します。

 

甘酒夏のスムージー

 

■材料(2杯分)
甘酒100㎖、パセリ2本、バナナ1本、
小松菜100g程度(1袋の1/3程度)
無糖ヨーグルト50g

 

■作り方
①パセリ、小松菜は水で洗い、水気を切って、適当な大きさに切る。
②全ての材料をミキサーに入れかくはんしたら出来上がり。

 

 

パセリは鉄分豊富で貧血予防効果があり、ビタミンCも含まれます。小松菜もビタミンCや、歯や骨のためのカルシウムが豊富。バナナには疲労回復効果、ヨーグルトは整腸作用があります。
このほか、夏バテ防止効果があるパイナップル、疲労回復効果があるアボカドなどをアレンジしてみてもいいでしょう。美容と健康のために楽しく続けてください。一日の始まりに飲むと、エネルギーになるのが早いのでお勧めです。

 

 

桑原祐美
(くわばらひろみ)
国際中医薬膳管理師。中国黒龍江中医薬大学日本校で漢方・薬膳を学ぶ。薬膳料理教室「花凜」主宰。大手介護グループの薬膳監修。

 

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