新田6号公園に設置
国内最大のインド人コミュニティーがある江戸川区。特に西葛西地区にはインド人が多数居住し、インド料理専門店や食材店が点在、最近では「リトルインディア」として全国的にその名を知られている。
この江戸川区に対しインド政府より、友好と親善の証としてガンジー胸像が寄贈され、西葛西8丁目の新田6号公園に設置された。7月28日(日)にはインド大使館と江戸川区主催の除幕式が行われ、インド共和国外務大臣S・ジャイシャンカル氏、駐日インド共和国大使シビ・ジョージ氏、斉藤猛江戸川区長、高村正大外務大臣政務官などが列席。インド人学校児童による晴れやかな歌声が響く中、ガンジー像にバラの花びらを振りかけて設置を祝った。
ガンジー像はインド人彫刻家ナレシュ・クワマット氏によって製作されたもの。また、設置場所の新田6号公園は、在住インド人による「ディワリフェスタ」が毎年秋に開催されているなど、地域住民はもとよりインド人コミュニティーにとってもなじみ深い場所だ。
斉藤区長は「ガンジー像は友好と平和の象徴。区民の憩いの場として親しまれるこの公園が、『ガンジー公園』という愛称で長く愛されることを望む」と語り、高村外務大臣政務官は「インドと日本は特別戦略的グローバルパートナー。ガンジー像が日印関係の発展の象徴となることを希望する」とあいさつした。
ジャイシャンカル氏は「ガンディーの功績は時代を超えて今も生きており、ますます重要性を増している。今こそ『解決策は戦場からくるものではない、戦争の時代であってはならない』というメッセージ、サスティナビリティについて想いを馳せること、そしてこの像が、インドと日本の友好関係をさらに深めるシンボルとなると感じています」と語り、会場に集まった多数のインド人、日本人から大きな喝采を受けた。