6月30日(日)11時から新井の熊野神社で「夏越の大祓」が行われた。
拝殿で神職によるお祓いの後、境内に設けた約2mの茅の輪を全員がくぐる。
くぐり方は、左まわりからスタートし、次に右まわり、最後に左まわりと3度くぐることで、今年前半の心身の罪・けがれ・災いを清めることができると古くから言い伝えられている。
氏子や地元自治会の役員を先頭に、親子連れや老若男女の参列者がくぐり終わると全員が拝殿でお祓いを受け、祝詞をあげて無事を祈った。
新井の熊野神社は江戸時代初期(1615年頃)に、ご祭神を伊邪那美大神として創建され、以来、新井・広尾・南行徳3・4丁目の鎮守として崇められている。
当日の参列者の中には、1年前に八千代市から転居してきて、初めて参加するという伊藤馨さんも。
「新井熊野神社に来たのも初めてで、茅の輪をくぐるのも生まれて初めて。八千代にいる母から、転居先の氏神様を気にかけたり、今日の神事も行ったほうがいいから一緒に行こうと誘われたんですよ」とにっこり。
「私はよく検見川神社を参拝していますが、神様には守られていると思っているので、娘にはぜひ夏越のお祓いで茅の輪をくぐってほしくて誘いました。この土地は神社やお寺が多くて安心ですし、これからも娘と一緒にいろいろな寺社を参拝したいと思っています」と、横にいる母親も笑顔で語った。