熱中症対策にクールスポットで一息
関東の広い範囲で真夏日となった6月24日(月)から、江戸川区は区民の熱中症予防の一環で、冷房設備がある区施設などを、夏の暑さを一時的にしのぐクールスポット「えどがわ“ひと涼み”処(どころ)」として順次開設。10月23日(水)までの期間(休館日を除く)、誰でも無料で利用できる。
「えどがわ“ひと涼み”処」は、熱中症特別警戒情報の発表の有無にかかわらず、区が「クーリングシェルター」に指定している施設を夏季期間中無料で利用できる取り組み。
通勤や通学、買い物など外出中の区民などを対象に、冷房設備がある施設をクールスポットとして常時開放し、熱中症予防に役立ててもらう目的だ。
対象施設の入り口付近にはポスターを掲示するとともに、一部施設には、冷水を飲むことができるウォータークーラーやマイボトル用の給水機を設置する。
今年からは、区ホームページ内の電子地図サービス「えどがわマップ」で対象施設を検索することができ、出先などでも探しやすくなった。
また、区立施設81カ所のほかにも、都立施設の葛西海浜公園管理事務所1階いきものステーションとカヌー・スラロームセンター、民間施設のイオン葛西店とアリオ葛西も利用できる。
環境部気候変動適応計画課の佐藤弥栄課長は、「涼しい場所への移動や、こまめな水分補給が熱中症予防につながります。今年も暑い日が続くことが予想されるため気軽に利用してほしい」と利用を呼びかけている。