公開日: 2024年7月3日

家の健康診断「定期点検」で わが家を雨漏りから守ろう

浦安新聞
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今年は遅めの梅雨入りですが、「雨の季節になると、わが家は雨漏りが心配」という人も多いのでは? 浦安で塗装・防水工事を請け負う株式会社ケイユーの北島社長に雨漏りの原因や、外壁塗装、業者選びについて話を聞きました。

壁のシミは雨漏りのサイン

雨漏りといえば天井からポタポタ…のイメージがありますが、壁のシミや壁紙のたるみが見つかればそれが雨漏りのサインかもしれません。
戸建て住宅の雨漏りの原因はさまざまですが、まず考えられるのは屋根の劣化。屋根瓦が強風などで割れたり、屋根の表面に穴が開いたりして雨水が入り込むことがあります。窓枠やドア枠、換気扇の取り付け部の劣化による穴や隙間が原因の場合も。また、外壁の亀裂(クラック)やつなぎ目のシーリングにできたひび割れから水が入り込んだりもします。

長い目で見れば修繕費用を安く抑える「定期点検」

建物内に侵入した雨水によって目に見えない場所の木の部分が腐ったり、鉄骨が錆びたりすることがあります。修繕費用を抑えるためにも、早めの点検・対処がおすすめです。
点検時期の目安について、「外壁を手で触ったときに手に白っぽい物が付くチョーキング現象が現れたら専門業者に相談を。10年を目安に点検を頼んでください」と北島社長。定期的な点検と塗り替えが家を長持ちさせる秘訣です。

業者えらびのポイント

「1社だけでなく、複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。その際、金額だけでなく工事内容も吟味してほしい」
例えば、今の状態のまま外壁に塗料を塗り重ねる業者と、古い劣化した塗料・シーリングを丁寧に剥がしてから塗りなおす業者では、後者の方が費用はかかるがその後の「持ち」がいいです。
見積書に「塗装一式」と書いてある場合は内容をきちんと確認することが大事です。そして、「工事を必要以上に急かしたり、不安を煽るようなことばかり言う業者には要注意です」。

こまめな掃除が家を守る

雨漏りから家を自分で守る方法はないのでしょうか。
「日頃のこまめなお掃除は有効ですよ。ベランダ掃除は防水効果を高めたり、雨どいが詰まるのを防ぎます。また、家の周りを掃除しているとひびや劣化に気づいて早めに手当てすることができます」。しかし、高いところや見えづらい場所もあるため、家の健康診断のつもりで業者による定期点検を忘れずに。

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