公開日: 2024年6月19日

初めての神輿に大盛り上がり 日の出中で神輿体験会

浦安新聞
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5月28日(火)、市立日の出中学校の体育館に神輿が登場。生徒たちは実際に担ぐなどして、浦安の伝統に触れ、神輿の楽しさを体験した。

8年ぶりの開催となる「浦安三社祭」。前回の祭りについてあまり覚えていないという児童生徒もいる。新町地域に至っては、本物の神輿を見たことがない子どもも多い。
そこで、地域の伝統文化を学ぶ同校の授業の中で神輿を紹介。堀江の「さまよ会と有志」(以下「さまよ会」)の協力を得て、同団体が所有し実際に祭りで使用される神輿が体育館に運び込まれた。目の前で神輿の周りの囲いが外されると、生徒たちから大きな歓声が上がった。
今回の神輿は中学生でも担ぎやすいようにと、少し小さめの「中神輿」。生徒たちは、まず「マエダ、マエダ」と掛け声を練習し、さまよ会の人たちなど、大人によるデモンストレーションに続いて、生徒たちも担ぎ手に加わった。周りで見守る生徒たちは掛け声や笛で雰囲気を盛り上げた。
床すれすれまで神輿を下ろす「地すり」も体験。そのあと、上に掲げる「差し」も行った。
生徒たちのほとんどが神輿を担ぐのは初めて。「地すり」については聞くのも見るのも初めてだという。担いだ生徒は「肩が痛かったけど、周りの掛け声を聞いていると気分が上がった」「お神輿は、初めて。とても楽しい」と興奮気味。「祭り当日も、ぜひお神輿を担ぎに来てね」と誘われると、「行きます!」と元気に答えていた。
「元町の高齢化を考えると、今後も三社祭を続けていくには、浦安全域の子どもたちに支えてもらわないといけない」と同会担当者。
山本典子校長は「祭りは困った時に助け合う絆を作るものでもある。お神輿が元町と新町の架け橋になってほしい」と話した。
最後は生徒会長がお礼の言葉を述べ、全員で一本締めをして、授業を終えた。

高く掲げる「差し」
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