公開日: 2024年6月17日

【四季の養生】薬膳のプロフェッショナルが「豆腐」を紹介

葛西新聞
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「食」は健康の源。季節の食べ物をしっかりとって元気でいたいもの。薬膳のプロフェッショナルが「旬の食物」を紹介します。

今月の食物:豆腐

今は1年で昼が最も長いとき。四季を陰陽で捉えると、最も陽気盛んな時季です。月で例えると「満月」、行事では、夏の祓が神社で行われる頃です。
高温多湿で、ジメジメとすっきりせず、浮腫やだるさ、食欲不振などが起こりやすくなります。視覚、嗅覚でリラックスを心がけ、利尿効果がある豆類を取り入れるようにすると良いでしょう。
今回は、気力を補う働きがある大和芋を入れた「がんもどき」です。大和芋は手のような形をした山芋で、水分が少なく粘りが強いのが特徴です。

大和芋入りがんもどき

材料

  1. 木綿豆腐1丁(約200g)
  2. 大和芋50g
  3. 乾燥黒キクラゲ1g
  4. 人参30g、銀杏12個
  5. 片栗粉大さじ1
  6. 塩適量

作り方

  1. 木綿豆腐の水切り。キッチンペーパーで包み重石を乗せるなどしてしっかり水を切る。目安は手で折れるくらい。ここを怠ると固まらないのでしっかりと。
  2. 人参は粗みじん切り、黒キクラゲは水で戻し硬い部分を取って人参と同じ大きさに切る。大和芋はすりおろす。
  3. ボウルに全ての材料を入れしっかり混ぜる。
  4. 6個に分けて丸め、中に銀杏を2個ずつ入れ、やや平らに形成。
  5. 鍋に油を入れ、約150℃前後になったら④を投入。箸などで動かさず、しばらくそのままに(ここでいじると崩れる可能性がある)。色が変わってきたら、返して反面も揚げ、狐色になったら出来上がり。熱々ふわふわを生姜醤油でお召し上がりください。
    中に入れる具材をアレンジして、何種類か作っても楽しいですよ。
桑原祐美(くわばらひろみ)
国際中医薬膳管理師。中国黒龍江中医薬大学日本校で漢方・薬膳を学ぶ。薬膳料理教室「花凜」主宰。大手介護グループの薬膳監修。

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