公開日: 2024年6月5日

浦安三社例大祭通信 其の六

浦安新聞
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稲荷神社
祭りを支える若衆に聞く

神社と総代、世話人たちとともに華やかな祭りを支える若い世代「若衆」。稲荷神社の若衆「稲栄会」会長の西脇正章さんに8年ぶりの三社祭にかける思いを聞いた。

稲栄会 西脇正章会長

5月に入ると街がにぎやかに「祭り」の雰囲気に彩られていく。神酒所の開設、神社や神輿巡行ルートの飾り付けなど、稲荷神社の若衆「稲栄会」は祭り本番を前に大忙しだ。
会長を務める西脇さんは「8年前は副会長。今回が会長として迎える初めての三社祭です。久しぶりの祭りということで大いに盛り上げたい、と同時に事故などがないよう安全に、皆が楽しめるように進めていきたい」と意気込む。
稲栄会は2000年発足。現在は主に20~50代の150人が在籍している。大所帯ではあるが祭り本番までにやることはいっぱい。飾りとして使う幟(のぼり)や紙垂(しで/白い紙を折ったもの)作りもその一つだ。竹を切ることから始める幟は100~200本。紙垂に至っては数千枚にも及ぶ。すべて手作り、忙しい中でも心を込めて準備するのが信条だ。5月19日には神酒所開きも行った。
「三社祭本番の3日間はもちろんですが、祭りって準備するのが楽しいものです」
見どころを聞くと、交差点など広さのある場所で行われる地すり。担ぎ手にとってはここぞとばかりに力が入る見せ場だ。「ほかに、宵宮の厳かな雰囲気には身が引き締まります。また宮出し、宮入りも気持ちが高まる瞬間です」

 西脇さんにとって、三社祭の最初の思い出は5、6歳ころに山車を引いたこと。前回(8年前)は小さかったから覚えていないという子どもにも、「浦安の祭りはこんなにすごいんだと感じてもらえるような良い祭りにしたい。若い人たちが興味を持ってくれれば、4年後、そのまた4年後にも、祭りがしっかり引き継がれていくのではないでしょうか」

見どころチェック

1週間前の9日(日)、幟が立ち、約5㎞の巡行ルート沿いの飾り付けが完成する。
16日(日)午後は人出が多く盛り上がる。土日は迫力満点の女神輿も要チェック。日曜日の宮入りは祭りの締めくくりでもあるため「次は4年後か…」とさびしさを感じる時間でもあるのだという。

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