カラフルな猫たちが大集合
市川ゆかりの作家展「十猫十色(じゅうにゃんといろ)」が、ゴールデンウイーク中の緑豊かな木内ギャラリー(真間4)で開催され、市川市在住の作家 マークン・ネコガスキーさんの作品が多くの人を出迎えた。
マークン・ネコガスキーさんの作品は、躍動感ある猫を中心とした動物たちをモールやワイヤーなどを使って生き生きと表現している。
作品を作り始めたのは3年前。ボードゲームクリエイターとして、さまざまなゲームを制作してきたネコガスキーさん。ゲーム制作に使用する素材を探すため、常に100円ショップをチェックしていたという。
コロナ禍で家にいることが増え、気持ちを切り替えて楽しいことがしたいと思ったときに見つけたのが、カラフルなモールだった。「これで猫を作ってみよう」とすぐに思いついた。
友人の家の猫のポーズを参考にし、試行錯誤を楽しみながらさまざまなポーズの猫たちを制作。昨年の市川市手工芸公募展では金賞を受賞するなど、今注目の作家だ。
今回の作家展ではワークショップも開催。参加した小学生たちは、ネコガスキーさんから手ほどきを受けながら、好きな色のモールを選び「ノビをする猫」「歩く猫」「座る猫」など自由に形にしていく。
参加していた高橋凛さん(小2)は、中山清華園の庭に時々飾られていた作品を見て、興味を持ったそう。1時間ほど奮闘するとそれぞれ個性豊かなかわいい猫たちが生まれて、周りで見ていた大人たちも思わず歓声を上げていた。「猫アレルギーで飼えないから、猫を自分で作りたい」と参加した子もいた。
最後はネコガスキーさんから「みんな猫ちゃんに名前をつけてあげてね」と声をかけられ、自分たちで作った作品と記念撮影をした。