公開日: 2024年3月19日 - 最終更新日: 2024年3月21日

アルゼンチンの食文化を体験し、浦安の食文化を創造しよう!(浦安藝大活動報告会とワークショップ開催)

浦安新聞
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「食文化」について考える

2024年2月17日(土)、中央公民館で、イベント「アルゼンチンの食文化を体験し、浦安の食文化を創造しよう!」が開催され、食にまつわるアルゼンチンでの活動報告会と調理ワークショップが行われた。

本イベントは、浦安市東京藝術大学が連携する浦安アートプロジェクト「浦安藝大」における、「食文化」をテーマにした浦安とアルゼンチンの海外交流プログラムの一環で、海外での料理人経験を持つ浦安市民の平田彩さんを公募で選出して、昨年からフィールドワークやワークショップ、展覧会を実施してきた。

この日の第1部では、平田さんが同大学の日比野克彦学長と共に、これまでの活動について写真を見せながら紹介した。
アルゼンチンでは、ドラッグ中毒患者の更生施設で、浦安の海苔を使ったおにぎりの調理や茶道体験を実施。
「みんなで協力し、工夫しながら調理していた」と平田さん。
日比野学長は「一人ひとりが役割を持って動くことで互いに心を通わせ、心が動くことに繋がった」と「食」にまつわる人の繋がりについて解説した。

第2部のワークショップでは、アルゼンチン発祥のクリオラソースを調理。
クリオラソースとは、トマト、玉ねぎ、パプリカなどを刻みオリーブオイルと酢で和えたもの。これを、チョリソーを挟んだパン「チョリパン」に乗せて食べる。

材料を切る人、チョリソーやパンを焼く人など、各自ができることを担当。子どもたちも積極的に容器を並べていた。
用意された野菜のほか、明日葉の芽やピーナッツ、海苔など各自持ち寄った材料も自由に入れ、世界で一つだけのソースを作る。
カリッと焼いたパンに、焦げ目がついた太いチョリソーを挟み、ソースをたっぷりかけて完成。

食後は、浦安のこれからの「食」について考えるグループワークを行った。100年先まで伝え繋ぐ浦安名物について話し合う中で、「海鮮ぼったら」「浦安おやき」「うなぎオムライス」など、さまざまなアイデアが出ていた。
参加した40代の男性は「料理は生きるためのものと思っていたが、楽しめるものだと気付けた」と話した。

チョリパン作り

 

クリオラソースを乗せたら完成

 

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