一足早く春の訪れを告げる
区内の桜の名所の一つである旧中川の河川敷沿い(平井3)では、一足早く春の訪れを告げる早咲きの「カワヅザクラ」の満開が近づき、訪れる人の目を楽しませている。
江戸川区と墨田区、江東区の境界を南北に流れる旧中川の河川敷は、区民の憩いの水辺空間。春はカワヅザクラやソメイヨシノ、オオカンザクラ、シダレザクラ、オオシマザクラの5種類・約280本が咲き誇る桜の名所として、夏はカヌーやボートを楽しむことができる親水スポットとして知られ、区内外から多くの人が訪れる。
「カワヅザクラ」は静岡県賀茂郡河津町で発見された一重咲きの園芸品種で、紫紅色の大輪の花が特徴。旧中川の河川敷に植樹されている「カワヅザクラ」は現在36本だ。
今年は、1月19日(金)に区の担当者が開花を確認。ほぼ例年通りに開花が進み、2月19日現在は全体で5~6分咲き。つぼみは大きく膨らんでおり、まもなく見ごろを迎えるという。
旧中川の河川敷では、一足早く春の訪れを楽しもうと、近隣住民や保育園児らが桜の花を見上げたり、スマートフォンのカメラに収めたりする姿が見られた。
友人と旧中川を訪れた女性は「カワヅザクラの写真を撮るのを楽しみに、毎年足を運んでいます。今はまだつぼみが多いですが、満開になったらまた来たいです」と話した。
水とみどりの課担当者は「三連休のころには満開となる見込みです。天候にもよりますが、今月中は楽しめると思います」と説明する。
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