公開日: 2024年1月16日

「工事に使う車体験学習会」が 富美浜小学校で開催される

行徳新聞
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地元企業が全面協力

12月8日(金)、富美浜小学校で、毎年恒例となった、「工事に使う車体験学習会」が行われた。
体験学習に協力したのは、市川市に本社を構え、市内周辺地域で海岸護岸工事や道路修繕など土木全般をメインとして事業を行っている地元企業の工営建設株式会社(渡部智光代表取締役)だ。1年生とかぜのこ学級(特別支援学級)を対象にしており、同校ではこのような工事現場で使われる車両について、国語の授業で学習しているという。
佐々木孝子校長は「体験に勝る学習は存在しない。子ども心に響く体験ができ、非常にありがたい」と語る。
当日は社員の同席の下、子どもたちが各車両の運転席に座り操作を行った。体験を終えた子どもたちは「楽しかった」と興奮気味に話していた。
同社工事部の清水章雄さんは「われわれの仕事を身近に感じてもらいたい。業界は人材不足が深刻なので、将来今日参加した子どもたちの中から、われわれの仲間になるような人材が出てきてくれるとうれしいです」と語った。また、「この業界は女性が少ない。この体験学習をきっかけに将来の選択肢の1つになったら」と語る。
授業を担当した教師は「このような車両のことは座学で勉強をしていたのですが、実際に操作などを体験できるのはここでしかない機会。子どもたちにとっては非常に貴重な体験になると思います」と話す。また、ボランティアで参加していた保護者の一人は「地元の企業がこのような催しをしてくれるのは、保護者としてとてもありがたいです」と感謝を述べた。

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