ホールに響きわたる生演奏の迫力
12月9日(土)、浦安市文化会館で第45回千葉県消防音楽隊フェスティバルが行われた。
フェスティバルは毎年1回、県内市町村で開催されていたが、ここ数年はコロナ禍により中止が続いていた。今回は4年ぶりの開催となり、また浦安市が会場となるのは12年ぶりということで、ホールには多くの観客が集まった。
消防音楽隊の隊員は、日頃は火災や救急などの消防活動に携わる一方、各種イベントでの演奏活動を通じ、防火・防災意識の啓発活動を行っている。この日は地区ごとに4つのグループに分かれ、クリスマスなどの季節感を取り入れた曲、医療をテーマにしたドラマの主題歌、アニメ、日本や外国の民謡、演歌など各グループともに趣向を凝らした曲目を用意。浦安市消防本部は船橋市・市川市消防局と合同で登場し、ドクターストーリー、ジングルベル行進曲、ディズニーランド50周年セレブレーションを披露した。観客は曲に合わせてリズムをとったり、手拍子をしたりしながら楽しんでいた。
また、富岡中学校吹奏楽部、北部小学校ブラスバンド部もゲスト出演。エンディングでは、浦安市消防本部と2校あわせて約150人による演奏も行われ、会場からは大きな拍手が送られた。
鑑賞を終えた市内在住の夫婦は「生演奏ならではの迫力がありました。中でもビートルズメドレーが心に残りました」「子どもたちの演奏も力強く元気があり、とてもよかった」と笑顔で会場を後にした。