市川市の職員たちがアイディアを出し合い、市川市動植物園の動物たちのイラストで、市内の名所、文化、自然などを紹介する「いちかわかるた」が完成し、8月28日(月)、市川小学校で児童たちへ贈呈式が行われた。
読み札の「い」は、「市川のなし おいしくって 言うことなし」。絵札では、コツメカワウソがおいしそうに梨をかじっている。題材に関連する場所を示すマップと解説も付き、市川の魅力が詰まったいちかわかるたが完成し披露された。
贈呈式には、同校の小篭宏校長と3年生の児童のうち10人が出席。来賓として、田中甲市長に加え、動植物園を代表しアルパカ2頭、マイクロブタ2頭、モルモット3頭が出席した。
アルパカを初めて目の前で見たという女子は「ぬいぐるみのように抱えられる大きさかと思ったら、私より背が高くて、目もおっきい」と驚いていた。
田中市長は児童の代表2人にかるたセットを手渡し、「市の職員たちが一生懸命考え、動物たちにも手伝ってもらいました。市川の良い所を知って、行ってみたり、勉強に生かしてください」とあいさつした。
小篭校長は「1枚1枚に市川への愛着がこもっており、大切に活用したい。動物たちも来てくれて、児童にとって夏休みの良い思い出になるでしょう」と感謝した。
式のあと教室に移った児童たちは、市長も交え、かるた取りをさっそく楽しんだ。児童からは「絵札の動物がみんなかわいい」「遊びながら市川の良さがわかる」「家で家族ともやりたい」など喜びの声が聞かれた。
いちかわかるたは、9月上旬、市内の市立小学校、義務教育学校、特別支援学校の第3学年の児童に贈られた。また、各学校にサンプルが配布された。
一般発売もされたが、好評につき完売した。
市公式ホームページから全ての絵札・読み札をダウンロードできる。