公開日: 2025年3月28日

【住まいとくらし】春休みは親子で片付け

行徳新聞
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日ごとに暖かさが増し、外出が楽しくなる季節。短い春休みを堪能している家庭も多いと思うが、新年度を迎える前に親子で家の片付けをしてみてはいかがだろう。室内をすっきりとリセットして、新たな気持ちで新年度をスタートさせよう。

物をチェックして見極める

服などの生活用品、学習に必要な教科書やノート、おもちゃやゲーム、手作りの工作や絵…。子育て中の家庭では、いつの間にか増えてしまった子どもの物が室内にあふれてしまいがち。わが子に関する物はなかなか処分しづらいが、収納できずに子ども部屋の床やリビングなどが物だらけになることは避けたい。
そこで、まずは子どもの物を一緒にチェックして、「今使うのか・今は使わないのか」を見極めることから始めよう。
たとえば、3月まで使っていた教科書やノート、学校から持ち帰った工作は「今は使わないもの」、新しく買ったノートや鉛筆は「今使うもの」。小さなころに遊んでいた積み木は「今は使わないもの」、ゲーム機は「今使うもの」という具合だ。
そして2つに分けたら、次は「今は使わないもの」の中から「これからたまに使うもの」を子どもに選んでもらえば、3つのグループが出来上がる。

グループそれぞれの収納法

3つのグループのうち「今使うもの」は、最も出し入れしやすいスペースに収納したり、置き場所を作る。子ども部屋の机周りや手の届きやすい高さの棚、リビングの子どもの物を置いておくコーナーなど、子ども自身が使いやすい場所を選ぼう。そして、片付ける場所を決めたら、使った後は元の場所に戻すこと。食事の前や就寝前など、子どもに声をかけて片付けを促し、習慣付けることも大切だ。
使う頻度が低い「たまに使うもの」は、箱やケースにラベルを貼って中身を書くなど、どこに何があるか分かるように収納しておけば、必要なときにすぐ取り出せる。文字の代わりにイラストや写真を貼れば文字が苦手な子どもにも分かりやすい。
最後に残った「今は使わないもの」は恐らく処分しても差し支えないものだが、たとえば工作や絵、ノートなどは、子どもよりもむしろ保護者が捨てられないことが多いのでは。教科書もまた見直すこともあるかもしれない。その場合は無理に処分せず、1年間保管して見直しを。
また、作品などは写真や子どものコメント付きの動画で残せばスペースも取らず、いつでも見返せる。ただし、データも撮りっぱなしではなく、フォルダーやアルバムにタイトルや日付を明記するのがおすすめだ。

片付けで必要なものも分かる

子どもの物が片付いたら、学校の書類やプリントの整理もお忘れなく。紙といえども1年経てばかなりの量がたまってしまう。なんとなく保存していた書類もあるかもしれないので、1枚1枚チェックして不要なものは処分。年度をまたいで必要な書類はファイルに入れ、すぐに提出しなければならないものは冷蔵庫やコルクボードなど目につきやすい場所にとめておくなど、保存方法を変えておけば分かりやすい。紙を増やしたくない場合は書類管理アプリを活用するのも一つの方法だ。
定期的に物をチェックすると、不要なものばかりでなく必要なものも把握できる。絵の具の足りない色はないか、体操着や上履きのサイズは合っているか、傘の骨は壊れていないかなど、子どもと一緒にしっかり確認して、春休み中に補充や準備をしておこう。
片付け方には人それぞれ合う、合わないがある。分類してきちんと収納できる子もいれば、ざっくりとシンプルな動作でないと元に戻せない子もいる。大切なことは、子どものやり方を否定せず、子どもの感性に合わせていくことが大切だ。

※取材協力/リフォーム青山行徳店・竹内良恵さん(ライフオーガナイザー1級)

 

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