公開日: 2025年2月21日

「第25回市川手児奈文学賞」授賞式

いちかわ新聞
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5000余の応募作の中から入賞者が決定

2月2日(日)、市川市生涯学習センター2階グリーンスタジオで、「第25回市川手児奈文学賞」子どもの部と一般の部の贈賞式が開催された。

今年、全国から集まった応募作品は5896点。その中から入賞した作品を「短歌、俳句、川柳、詩」の順に表彰した。
市川市文化国際部長の髙橋昭彦さんは「2000年を記念した市川ミレニアム文化振興事業の1つで始まった市川手児奈文学賞は今年で25回目。子どもの部では、フレッシュな感性で詠まれた多彩な作品が集まりました。一般の部では『二〇二四年市川を詠む』をテーマに全国からたくさんの作品が寄せられました」と報告した。インターネットからの応募も多くあり、全体の6割を占めたという。
子どもの部の「短歌部門」で大賞を受賞したのは村上鈴果さん(小5)。「市川市花火大会のときの花火が笑顔に見えた。音が『ははは』と笑っているように感じて作りました」と語った。
選考委員の田中薫さんは「打ち上げ花火の真ん中が丸い口になっていて、空に上がって大輪の花がパッパッと開いていくのを『はははと笑う』と表現した例えには脱帽。大人には思いつかないような発想です」と称賛した。
一方、一般の部の「短歌部門」で大賞となった富永加代子さんの受賞作は梨畑の歌。「市川は梨の産地です。4月に梨の花で真っ白に染まる景色は見事なもの。筆を動かして受粉作業をする方々の活気あふれる姿に心をうたれ、短歌にしました」と、受賞の喜びとともに自身の作品を解説した。
最後にあいさつに立った選考委員長の能村研三さんは、「受賞あいさつの中に『来年も!』という言葉を聞いた。ぜひ次回も素敵な作品を作ってください。この会場でお会いしたい」と、結んだ。


短歌大賞こどもの部


短歌大賞一般の部

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