思う存分行徳を語り合おう!
1月18日(土)、行徳公民館で行徳郷土文化懇話会(峰崎進会長)による「第3回行文懇講座/行徳の記憶 新旧住人の対話編」が行われた。同会は行徳の歴史や伝統文化の継承活動を行っており、名誉会長の田中愛子さんは「対話形式の講座は初めて。これをきっかけに、新旧住人の交流が深まればうれしいです」と話す。
第1部では、「江戸時代からの行徳の歴史と昭和期の区画整理」についてのプレゼンテーションが行われた。その後のグループセッションでは、昔を知る人から「子どもの頃(昭和初期)には、養殖網から外れて海岸に浮いている海苔を集めたら、買い取ってくれる人がいたんだよ」「第七中学校の校舎から房総の山々が見渡せたんです」など、興味深い話が続々と披露された。
第2部の「行徳街道のいまむかし」では、昭和時代の地図を復刻するため、当時を知る人たちが昔の地図を囲んでけんけんがくがく。さまざまな話が飛び交う中、聞いていた新住民からも質問が相次ぎ、盛り上がった。「時間が足りませんね(笑)。次回はもっと時代を絞って話したい」という提案も。
市川大野から参加した男性は「行徳に興味があって参加しました。船、海苔、塩、いろいろと勉強になりました」と声を弾ませた。峰崎会長は「楽しく交流できてうれしい。これからも続けていきたいと思います」と今回の懇談会に手ごたえを感じていたようだ。