公開日: 2025年1月31日

【住まいとくらし】 予防行動と規則正しい生活で 花粉症シーズンを乗り切ろう

行徳新聞
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暖かな日が増え春の訪れを感じ始めると、鼻がムズムズしたり目がかゆくなったり、花粉症の症状に悩まされる人も多いのではないだろうか。本格的な花粉飛散シーズンが始まる前に、改めて花粉症対策を考えよう。

花粉症かな?と思ったら受診を

樹木や草花の花粉が原因となって鼻水やくしゃみ、目のかゆみ、喉の痛みなど、さまざまなアレルギー症状を引き起こす花粉症。原因となるのはスギやヒノキ、ブタクサ、ヨモギなど60種類以上にも及ぶと言われている。
日本で最も多い花粉症は春先にみられるスギ・ヒノキ花粉症で、もしもこの時期に鼻水やくしゃみなどの症状が出る場合はスギ・ヒノキ花粉症かもしれないので、ぜひ医療機関で受診を。すでに花粉症を持っている人は症状を悪化させないために、適切な治療や早めの予防行動が大切だ。

予防のためにできる対策あれこれ

花粉症対策で重要なのは、体に侵入する花粉をいかに少なくするかということ。そうすることで症状を軽減したり、まだ花粉症ではない人は発症を防ぐ効果が期待できる。
外出時や帰宅時、在宅時は次のことに気を付けよう。
〈外出時〉
●昼前後や夕方は外出しない
花粉の飛散量が多ければ多いほど体への侵入は増えてしまうので、飛散量の多い昼前後や夕方はできるだけ外出を控えることが望ましい。
●マスクの着用
通常のマスクは約70%、花粉症用マスクなら約84%の花粉を減少させる効果があるとされている。顔にフィットして息がしやすい不織布の使い捨てマスクがおすすめ。
●メガネの着用
花粉症用メガネはもちろん、通常のメガネでも目に入る花粉量を減らす効果がある。コンタクトレンズはアレルギー性結膜炎を悪化させる恐れがあるので、なるべくメガネの使用を。
●花粉が付着しにくい服装
綿やポリエステルなど花粉が付きにくい衣類を選ぼう。髪や顔への花粉付着を防ぐために帽子も効果がある。
〈帰宅時〉
●室内に花粉を持ち込まない
建物に入る前に衣類に付いた花粉を払い落す。
●うがい・洗顔
うがいで喉に付いた花粉を除去。洗顔は目や鼻の周囲に付いた花粉が体内に入らないよう、丁寧に。水道水で洗うと粘膜を傷める可能性もあるので、生理食塩水(食塩を0.9%の濃度に溶かした蒸留水)もおすすめ。目は少し冷やしたものを、鼻うがいは体温程度に温めて使おう。
〈在宅時〉
●換気は窓を小さく開き、短時間で
換気時は窓を10cm程度開け、短時間で行う。レースのカーテンをすることで花粉の流入を減らすことができる。
●こまめな掃除
室内には体に付着して持ち込まれたり、換気時に侵入した花粉があるので、こまめに掃除機をかけるなど室内の花粉を減らそう。

規則正しい生活で体を整え、情報も活用しよう

花粉症の発症には免疫機能の異常が関係していると言われている。そのため、花粉症の発症や症状の悪化を防ぐには正常な免疫機能を保つことが大切だ。
日ごろから睡眠をよくとり、規則正しい生活習慣を身に付け、適度な運動を取り入れよう。また鼻などの粘膜を正常に保つために、風邪をひかない、タバコを吸わない、過度な飲酒をしないことも心がけよう。
花粉症対策は花粉が飛び始める前から早めにスタートすることが有効だと言われている。花粉飛散の時期や量などの情報は各種天気予報でも提供されるので、上手に活用して予防や対策に役立てよう。

※政府広報オンライン「花粉症で悩む皆さま! 早めの治療や予防行動を!」をもとに編集して作成

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