延長戦を制し船橋FCが優勝
1月4日(土)、5日(日)の2日間にわたり、小学5年生以下によるサッカー大会「第38回市川南ロータリークラブpresents佐藤菊弥杯市川市招待U‐11サッカー大会」が開催された。市川市サッカー協会主催。
この大会は1985年から続く伝統ある大会で、今年も関東圏を中心に、遠くは広島や沖縄からも参戦。合計32チームが国府台スポーツセンターなど10会場で、熱戦を繰り広げた。
5日の決勝戦に勝ち進んだのは、船橋市の選抜チーム「船橋FC」とJリーグ・東京ヴェルディの支部として千葉・習志野で活動する「Wings U‐12」。15分×3ピリオド、ベンチに入った選手は必ず1度は出場するというルールの下、両チームは頂点を目指してボールを追った。
第1・第2ピリオドは両者無得点。第3ピリオドで船橋FCが1点先制。しかし、終了直前、Wingsがコーナーキックからのチャンスで1点を返し同点に。延長戦後半、船橋FCがゴールを決め、3対1で勝利した。
表彰式では市川市サッカー協会4種委員会委員長の石原一幸氏があいさつ。大会名に冠される佐藤菊弥さんについて触れ、「『市川のサッカー』育成に尽力した氏の理念は『サッカーを通して子どもを育てる』ということ。試合を見て、その理念が受け継がれ、すくすく育っているのを感じ、感動した」と語った。
続いて市川南ロータリークラブ会長の伊藤茂樹氏が「船橋FCは勝利という無上の喜びを、Wingsは強烈な悔しさを味わった。この経験を大切に、これからも頑張ってほしい」と語りかけた。