『下北沢インディーズ』
岡崎 琢磨/著(実業之日本社)
今回紹介してくれたのは…東葛西図書館 真島さん
〈おすすめコメント〉
音楽雑誌『ロック・クエスチョン』の新人編集者・音無多摩子は、新人バンドを紹介するコラムの連載を任せられることに。まだ見ぬ才能を発掘すべく、ライブハウス「レジェンド」へと通い、取材を行う中でバンドマンたちの波乱万丈な活動と成長を目の当たりにする。
そんな中、彼女が取材をしているバンドがさまざまな事件に巻き込まれてしまう。楽器の盗難やSNSの炎上騒ぎなど、バンド生命に関わる問題が続出。解決しようと奮闘する音無だったが、いつも難事件を解決してしまうのはレジェンドの店長・五味淵で…。
音楽愛に溢れた曲者ぞろいの登場人物が魅力的な小説です。要所で飛び出す編集長・大久保のくだらないダジャレにもあたたかい眼差しを…。音楽知識や業界裏話も満載です! 下北沢を舞台にした、ディープなバンドの世界を覗いてみませんか。